昭和 43 年に「社会保険労務士法」が制定され、社会保険労務士の職責や業務、 組織などが定められました。大分県社会保険労務士会は、この法律に基づき設 立された法定団体です。

　私たち社会保険労務士は、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄 与するとともに、企業の健全な発展と労働者の福祉の向上に資することを目的 に日々の活動を行っています。

　業務をとりまく環境を見渡したとき、労働分野においては、時代に沿った多様な働き方が確立されつつあります。働き方改革やデジタル化が急激に進んでおり、企業もその流れに取り残されない努力が必要となっています。また、社会保障分野では、年金制度 の見直しやマイナンバーカードでの医療機関受診など、国民生活に直結する制度改正が続いています。

　このような情勢のなか、私たち社会保険労務士は、労働・社会保険諸法令に 携わる者として倫理と矜持を保持しつつ、皆さまと共に歩み、共に成長してい く所存です。社会保険労務士業務を通じ、いささかでも社会に貢献できればと 考えております。

　社会保険労務士は、採用から退職までの諸手続、在職中の労務管理や退職後 の年金など「企業」と「人」に関わる人事・労務の専門家です。県内には１７０名を 超える会員が事務所を開設しております。

お気軽に近くの社会保険労務士をご利用いただければ幸甚でございます。

会長　塙　貴夫